秋葉区公共施設に対する
電力供給
越後天然ガスは2018年10月に新潟市と「持続可能な低炭素まちづくりに関する連携協定」を締結しました。協定に基づき、2019年3月から秋葉区の公共施設へCO2排出係数を50%削減した電力を供給します。また、電力事業から生じた事業収益は秋葉区に還元され、里山の保全や環境対策に使われる予定です。越後天然ガスは、この取り組みを通じて秋葉区が掲げる「田園型環境都市の実現」を経済と環境面からサポートしていきます。
- POINT 01電力料金の割引
- 供給対象施設の毎月の電気料金を削減
- <従量電灯B・C>基本料金、従量料金ともに一定額割引
- <高圧・動力>基本料金、従量料金ともに一定額割引
- 供給対象施設の毎月の電気料金を削減
- POINT 02残余利益の還元
- 電力事業の収益を秋葉区へ還元
- 里山の保全事業に活用
- 地域サービスに活用
- 電力事業の収益を秋葉区へ還元
- POINT 03CO2排出係数の削減
- 供給対象施設の毎月の電気料金を削減
- 供給する電気のCO2排出係数を50%削減
- 供給対象施設の毎月の電気料金を削減
- POINT 04地産地消の推進
- FIT期限切れの地元再エネ電源の買取の実施
- 地産電源の取り込み
持続可能な低炭素まちづくりに関する
連携協定について
連携協定はSDGsの考えをベースに作られており、越後天然ガスと新潟市が協力して秋葉区の低炭素なまちづくりや地域の活性化に取り組むことを目的としています。協定内容は下記の7項目となります。
- 01エネルギーの地産地消に関すること
- 02低廉なエネルギーを公共施設に提供すること
- 03低炭素なエネルギーの調達やエネルギーデータの活用により、地域におけるエネルギーの最適化を進めること
- 04学校等における環境エネルギー教育に関する啓発活動を実施すること
- 05事業収益を活用し、地域振興に資する事業を行うこと
- 06地域の防災機能強化を図ること
- 07その他前条の目的達成につながる事項
再生エネルギーの導入促進
太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスといった再生可能エネルギーは温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーとして注目されています。また、分散型電源の重要性が高まる中、今後は地産電源としての役割も期待されています。越後天然ガスは2014年に1500kWの太陽光発電所(五泉メガソーラー)を建設しました。同年に30kWと50kWの太陽光発電所も建設しており、2020年12月現在、合計で1580kWの太陽光発電施設を保有しています。再生可能エネルギーの開発調査は継続しており、地域社会に貢献する再生可能エネルギー発電施設の導入を目指しています。
五泉メガソーラー「エネルギーの丘・五泉」
五泉メガソーラーは、五泉市村松工業団地に建設された最大発電能力1500kWの太陽光発電施設です。2014年10月より発電を開始しており、一般家庭430戸分の電気を賄うことができます。2021年のCO2の削減量は年間944トンとなり、これは、約6.7万本分の杉の木が1年間に吸収するCO2の量に相当します。
※CO2の削減効果を試算する場合の係数には、東北電力の2017年の排出係数0.523kg-CO2/kWhを使用しています。
※杉の木のCO2吸収量原単位=13.9kg-CO2/年・本(林業白書H9より50年杉直径26cm・樹高22m)
面的推進事業
越後天然ガスは2017年度に新潟県の補助金交付を受け、秋葉区役所を中心とした程島地区でエネルギーの面的利用に関する事業調査を行いました。この調査は2018年度も継続して行っており、調査で得られたデータや知見を今後のまちづくりに活かしていきたいと考えています。
秋葉区面的活用促進事業とは
この事業は、秋葉区程島地区にガスコージェネレーションシステムと太陽光発電設備を導入して、電気供給と熱供給事業が成り立つかを調査することを目的としています。事業計画では、需要施設と供給施設をICT(情報通信技術)により連携させたエネルギーマネジメントシステムの導入を予定しており、先進的な取り組みとなっています。また、事業可能性調査の他、コージェネレーションシステムと再エネ設備を導入することによる環境への効果や、BCP(事業継続計画)に対する効果なども調査対象に加えています。
カーボンニュートラルガスの使用
越後天然ガスは、JAPEX(石油資源開発)よりカーボンニュートラルガスを購入して、事業活動に使用しています。
カーボンニュートラルガスとは、天然ガスの採掘から使用(燃焼)するまでに発生する二酸化炭素を、別の場所での排出削減・吸収した二酸化炭素と相殺することで二酸化炭素排出量を実質ゼロにしたガスです。
(越後天然ガスは、脱炭素社会の実現に向け、事業活動における環境負荷ゼロにむけて今後とも積極的に取り組んでまいります)
3R(Reduce、Reuse、Recycle)の推進
「3R」は、ごみを限りなく減らして、そのことでごみの焼却や埋立処理による環境への負担をできるだけ少なくし、さらに、限りある地球の資源の使用を減らすために、資源を有効的に繰り返し使う社会(これを「循環型社会」と言います)を実現するための、重要なキーワードです。(※1)
越後天然ガスでは、事業活動で排出する廃棄物を減らす取り組みとして3R活動を推進しています。
※1 出典:環境省HP
具体的活動例
- ● タブレットの導入や書類の電子化を行い、ペーパーレス化を推進
- ● ガス工事におけるリサイクル資材や省エネ機材の優先使用
- ● ガスメーター修理サイクルの延長検討
RE100(Renewable Energy 100%)の実現
越後天然ガスでは、RE100の実現に向け、前段階として省エネに取り組んでいます。省エネや機器の高効率化を推進し、スムーズにRE100を実現できるよう施策を進めていきます。
具体的活動例
- ● 社屋内照明のLED化
- ● 社屋内窓ガラスに断熱フィルム施工
- ● 社用車を電気自動車へ入替
ガイドブック
「秋葉本」「五泉本」の発行
新潟市秋葉区・五泉市の歴史・文化、企業・商店、そこで事業を営む人々を紹介するガイドブックを発刊いたしました。
地元の人たちにもっと自分の街のことを知ってもらい、自分たちの住む街の魅力発信に役立ててもらえるよう制作にあたり、掲載店のリストアップや取材・撮影を秋葉区・五泉市の各企業や地元団体の皆さま、学生さんに協力頂き、地域全体で作成した「地元民による地元民の為のガイドブック」です。
当社の力だけではなく、地域のコミュニティーとの連携により成し遂げることができた取り組みです。
こども食堂
近年は共働きの家庭が増えている等の理由から、1人でご飯を食べる子どもが増えています。越後天然ガスでは、このような孤食の解決と子どもたちに地域との触れ合いを深めてもらいたいという思いから、五泉市において子ども食堂の立ち上げを企画、我々と同じ思いを持つ方々の協力もあり、2018年12月に「五泉こども食堂」をオープンしました。
五泉こども食堂のしくみ
五泉こども食堂の運営は五泉こども食堂運営委員会が行い、越後天然ガスは運営業務のサポートと五泉ショールームを開催場所として提供しています。また、料理に使う食材はフードバンク様、新潟県内でスーパーを展開している株式会社カワマツ様、地元の方々から提供を受けています。開催日は運営委員会の方々だけではなく、多くのボランティアの方に協力を頂いており、地域が一体となった取り組みとなっています。